民泊を始めたきっかけ
実家の町家が長い間放置されたままになっていて、活用しようと考えたことがきっかけです。当初は、レンタルスペースをしていましたが、一度に多くの人が出入りするので、特に騒音が問題となっていました。民泊をすることで騒音は解消でき、築100年ほどの京町家にも興味を持っていただき、大切に使用してくれることもわかって、軸足を民泊に移しました。
おすすめの過ごし方
京都市内の観光は車やバスだと混むことが多く、地下鉄だと景色が見れません。1日ぐらいは、七条大橋から鴨川沿いを北に、清水五城、祇園四条、三条を越えて賀茂大橋までのんびりとサイクリングがお勧めです。川沿いから京都の町並みを眺めながら川のほとりでお弁当を頂くのもよい思い出です。
旅行者との交流
自分たちの趣味が音楽ですので、音楽好きなゲストが多いため、一緒にミュージックライブハウスに出かけたり、セッションしたりと、趣味を通してゲストと交流しています。
持続可能な観光の取り組み
特別な取組はしていませんが、電球は全てLEDにしたり、シーリングファンを付けて室内の空気を循環させたりすることで、冷暖房の効率が上がり省エネ・節電に繋げています。また開業当初から歯ブラシと歯磨きは提供しておらず、小分けにした洗顔・シャンプーセットではなくボトルで提供しています。
民泊をやってみて
コロナ前までは、民泊のゲストは9割がインバウンドでした。3年余りで約33カ国からのゲストが宿泊し、一緒に観光や食事に出かけたりしました。民泊をする前は考えられない貴重な体験をすることができました。リピーターも多く、宿泊するだけでなく、今でも連絡を取り合う人たちもいます。またこちらからゲストに逢いに行くこともあり、単なるホストとゲストの関係だけではないことを実感しています。民泊の運営は5年ほどとまだ初心者ですが、宿をやっていなかったら知り合えないであろう人と出会えることにワクワク感があり、シニアが自分のペースで宿を運営できるので、民泊をして良かったと感じています。
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